もう一人、彼を愛していた女性がいたとしたら・・・韓国ドラマ「美しき日々」にハマった、私の創作文です。かなりムリのある展開・設定になっています。ドラマの美しき日々しかダメな方は読まないで下さいね。
by chiroparo
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27 あふれる思い…4

ハン弁護士から届いた封筒の中には、伯父からの手紙が入っていた。

ジニョン、また手紙を書いてしまった私を許して欲しい。
私には、この病床の妻に何とかして余命を思い残すことなく過ごして欲しい。
ただそれだけのために自分があるような気がしている。

かなり悪いらしい。
もう辛い治療を拒んでかなり経つんだ。
今はホスピスで、痛みを取り除くだけの処置がなされている。

ただ一度でいい。
パリに来て、妻の手を握ってやって欲しい。
そうしてもらえるなら、私は神に命さえ差し出せるだろう。

身勝手な私を、どうか許して…
そしてパリに来て欲しい。







封筒の中には、手紙と一緒に3日後の日付のパリ行きのチケットが入っていた。
どうしよう…
手紙を持つ手が震える。
もう一度私に手紙を出したということは、本当に伯母はもうだめなのだろうか…
…どうしよう…

こんな気持ちでひとり、夜を過ごすのが怖かった。
テーブルの上に、パリ行きのチケットを置いたまま、私は自分の良心と会話していた。
行かなきゃダメだよ。
こんな手紙を読んで無視するなんて、出来ないでしょ。
行くのよ、ジニョン。
私の良心が背中を押す…

そろそろ彼は出張に出る頃だったはず…
このまま彼に何も言わず旅立たなければならなくなりそうで、不安だった。
「何時でもいいよ。君からの電話なら…」
そう言ってくれた彼の言葉を思い出したが、トラブルでここへ来られないとメールが来ているのに…
でも、私はひとりでこのことを抱えていることが出来ずに、携帯電話を見つめた。
f0013877_1635067.jpg

私は携帯電話を握り締めたまま、もう一度ビクトリーへ向かうことにした。
急げば、少しだけでも室長に会えるかもしれない。

ビクトリーに向かうタクシーの中でも、心のざわめきを落ち着けることは出来なかった。
どうしよう…どうしたらいいの…
本当は、自分のやるべきことが分かっているのに気づかないフリをしている私。
最低だ・・・

ビクトリーに着いた私は、主任や同僚の目をかいくぐって売場を通り抜け室長室に急いだ。
彼は、まだいるだろうか…
その時、ぼんやりとスタッフルームに入っていくナレの姿が見えた。
あっ…ナレ。
まだいたんだ。
彼女にも見つからないように、スタッフルームの前をそっと通り過ぎようとした時、ナレの声が聞こえた。
「ヨンス…室長と寝たってどうしてそんなことしたの…あんたは、いつも損な役回りばかりしてる。あたしは何の手助けも出来ない・・・今度ばかりは、助けてあげられないよ」

私は自分の耳を疑った。
そんな…いつ? ヨンスと室長が?!
思わずナレの前に飛び出して行きそうになるのを、何とか理性の力で押しとどめた。

室長がヨンスと寝た…って、どういうこと?
もう、ナレの声は何も耳に入ってこない。
彼は、ヨンスを選んだのだろうか?私ではなく?
じゃあ、私とのことは?
ヨンスと寝ながら、私ともだなんて…
私だけ…私だけじゃなかったの?
「ヨンスが、室長と寝たって…」
何も考えたくないのに…ナレの言葉が、締め出そうとしてもいつまでも私の心の中を渦巻いている。

私は、手足の感覚を失ったかのようによろめいた。
ポケットの中で携帯電話が震えている。

感覚を失い、冷たくなった指で携帯電話を開いた私は、何とかその場から離れることができた。

「…はい…」
「ジニョン?今日は行けなくてゴメン。予定より出張が早まってしまったんだ。明日から1週間は、かかりそうなんだ」
「・・・・・・」
「今日のトラブルの収集を付けに行かなくちゃならなくなった…ジニョン?聞いてる?」
「…はい…聞いてます」
「しばらく会えないよ…」
「・・・・・・はい」(彼女にもそんな風に囁くの?)
「さみしくなったら、電話して…いいね?」
「はい…」(彼女にもそう言うの?)
その時、奥の方から足音が聞こえてくる。
「じゃあ…」
「おやすみなさい…」
私は物陰に隠れながら、辛うじて彼におやすみを告げることが出来た。
足音の主は、やっぱり室長だった。
携帯電話を閉じながら、まっすぐ前だけを見て歩いていく。
私は、彼に見つからずに済んだようだった。

本当に出張に行くのだろうか…
あんなに急いでいるのは、ヨンスの元へ行きたいからじゃないの?
忘れようとしていたのに、また私の中で燃え上がる嫉妬の炎…

颯爽と売場に出て行く彼を見送りながら、私はどこかで何かが音を立てて崩れていくのを感じていた。。。
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by chiroparo | 2006-11-27 16:04 | 美しき日々27 | Comments(4)
Commented by kohana at 2006-11-28 00:24 x
ええええええ~~~~!

(朝からよんでも大丈夫だよ)
Commented by chiroparo at 2006-11-28 08:30
***kohanaさま

>ええええええ~~~~!
・・・どこに対するええええええ~~~~!なんでしょうか(笑)
朝から読んでも大丈夫と、お墨付きをいただいたので…
ちょっと安心しました^^
何だか、ジニョンに感情移入しすぎかな。
書いていて苦しくなりそうです。。。
Commented by kohana at 2006-11-29 00:02 x
「ヨンスが室長と寝たって・・・」っていうところ~~
なんで~~~?

本当の美日々見てる時はあんなに「ヨンスとうまくいけばいいのに・・・」
と思っていたのに、今ではジニョンの味方・・・
私って変だ。
Commented by chiroparo at 2006-11-29 14:31
***kohanaさま

私も、ドラマの中では二人を応援してましたよ。
>今ではジニョンの味方・・・私って変だ。
ぜんぜん変じゃないです。
ジニョンには、どんな形であれ…幸せになって欲しいから、
書いてると、申し訳なくなってきてしまいます。
結末は、見えているんですが…
そこに行くまでの過程が未完成です。
書くピッチ上げて頑張りま~~~~~す!!

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