もう一人、彼を愛していた女性がいたとしたら・・・韓国ドラマ「美しき日々」にハマった、私の創作文です。かなりムリのある展開・設定になっています。ドラマの美しき日々しかダメな方は読まないで下さいね。
by chiroparo
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秘密…
「ジニョン、お疲れさま」
「ヘインお疲れさま。また、明日ね」
前方から、CDが詰まったダンボールを2段も重ねてふらつきながら歩いて来るのは…
「ナレ、お先に・・・大丈夫?」
「ジニョン、もう上がりなの?」
「うんそうよ。、手伝おうか?」
「ありがとう…さすがの私でも、ちょっときつかったんだ…」
「ナレ~1人で無理しないのよ」
ナレが軽い方のダンボールを、私の手に乗せながら
「ジニョン、ありがとう…」小さな声で、そう呟いた。
倉庫の中でCDの整理を手伝っていると
「そう言えば、今日は主任休みだったね?ジニョン、何か聞いてる?」
「ん?確か風邪だって聞いたけど…」
「えっ?あの主任が風邪ひいたの?鬼の霍乱かな…嵐が来ないといいけど…」
「ナレったら…言い過ぎじゃない?」
「そんなこと言って、目が笑ってるよ~ジニョン?」
「もう!」
私もナレも、笑いが止まらなくなってきた。
「ほらほら~ジニョンも、そう思ってたんでしょ?」
涙目になるほど笑いながらナレが言った。
「・・・それ以上言わないで!ナレ~お腹が痛いから…」
(・・・電話?)
「じゃあ、そろそろ帰るね?」
ポケットの中で携帯電話が着信を告げていた。
「はい…もしもし?」
「・・・ジニョン?今、帰り?」
「えっ?」
「ここだよ…」
辺りを見回すと、彼が熱い眼差しで見ている。
彼の甘い囁きだけで、心が溶けそうになっていたのに彼に見つめられて…
私は一瞬ここがどこだか分からないような感覚に陥ってしまった。
彼は、いつもキチャンさんやキュソクさん達と会議をしている…
あのガラスの向こうからコチラを見ていた。
「今から帰るところです…」
「室長は?」
「僕は…まだ当分終りそうにないんだけど…」(今日の夜は、一緒に過ごせないんだ…)
ほんのちょっとだけがっかりしたけれど、そんな気持ちを声に出さないように続けた。
「じゃあ、頑張ってくださいね…」(彼の声を聞いていたいけど…仕事の邪魔になっちゃいけないよね…)
「まだ切らないで…もう少し、君の声を聞いていたいんだ」
「・・・室長…」
「何でもいいよ。何か話して…」
「…何を話せばいいんですか?」
「これから君は、何をするの?」
「私は…えぇと、とりあえず今から帰ります。途中で夕食の買い物をして…それから…」
「今日の夕食のメニューは?」
「たぶん…少し寒いからキムチチゲとチヂミも作ります。あと、ケーキも食べたいから買って帰ります」
彼がくすっと笑ったのが、電話越しにも分かった。
「…相変わらず食いしん坊だね?」
「ひどい!そんなに食べません…よ…いつも・・・」
「だんだん声が小さくなるのは、どうしてかな?」
「だって、いつも1人だから室長と一緒に食べる時は、美味しく感じてつい食べ過ぎちゃうんです…」
「そうなの…?いつもそうなのかと思ったよ」
彼は、まだ笑いながら言った。
「もう!そんなこと言うなら電話切りますよ…」
「ごめんごめん…それで食事の後は、どうするの?」
「う~ん今日は、見たいドラマがあるから、ドラマを見ながら洗濯するかな」
「どんなドラマを見るの?」
「先週も見てたんですけど…あの覚えていませんか・・・」
私は、彼と朝まで一緒に過ごした先週のことを思い出していた。
「あぁ、覚えてるよ。あの、財閥の御曹司と、病弱なヒロインのドラマだね?」
「また、茶化すんでしょ?先週も私が泣いてたら、からかったんですよね?」
「じゃあ、今度見るときは一緒に涙を流すことにしよう…」
「・・・・・・」
「ジニョン?」
「室長と話してると、私…子供に戻った気分です」
「どうして?」
「だって、いつもからかわれてばかりだから…」
「・・・僕の本当の気持ちが分からない?」
「・・・・・・」
恐る恐るガラスの向こうの彼を見ると、さっきよりも熱いまなざしで私を見ていた。
(そんな目で見ないで…1人で帰るのがつらくなるから・・・)
彼の熱い視線から目をそらし、私は言葉を続けた。
「あとは…洗濯が出来たら、お風呂に入ります…それで・・・」
「・・・それで?」
その時、私は…彼の視線が私の体に絡み付いてくるような錯覚を起こしていた。
「ヘインお疲れさま。また、明日ね」
前方から、CDが詰まったダンボールを2段も重ねてふらつきながら歩いて来るのは…
「ナレ、お先に・・・大丈夫?」
「ジニョン、もう上がりなの?」
「うんそうよ。、手伝おうか?」
「ありがとう…さすがの私でも、ちょっときつかったんだ…」
「ナレ~1人で無理しないのよ」
ナレが軽い方のダンボールを、私の手に乗せながら
「ジニョン、ありがとう…」小さな声で、そう呟いた。
倉庫の中でCDの整理を手伝っていると
「そう言えば、今日は主任休みだったね?ジニョン、何か聞いてる?」
「ん?確か風邪だって聞いたけど…」
「えっ?あの主任が風邪ひいたの?鬼の霍乱かな…嵐が来ないといいけど…」
「ナレったら…言い過ぎじゃない?」
「そんなこと言って、目が笑ってるよ~ジニョン?」
「もう!」
私もナレも、笑いが止まらなくなってきた。
「ほらほら~ジニョンも、そう思ってたんでしょ?」
涙目になるほど笑いながらナレが言った。
「・・・それ以上言わないで!ナレ~お腹が痛いから…」
(・・・電話?)
「じゃあ、そろそろ帰るね?」
ポケットの中で携帯電話が着信を告げていた。
「はい…もしもし?」
「・・・ジニョン?今、帰り?」
「えっ?」
「ここだよ…」
辺りを見回すと、彼が熱い眼差しで見ている。
彼の甘い囁きだけで、心が溶けそうになっていたのに彼に見つめられて…
私は一瞬ここがどこだか分からないような感覚に陥ってしまった。
彼は、いつもキチャンさんやキュソクさん達と会議をしている…
あのガラスの向こうからコチラを見ていた。
「今から帰るところです…」
「室長は?」
「僕は…まだ当分終りそうにないんだけど…」(今日の夜は、一緒に過ごせないんだ…)
ほんのちょっとだけがっかりしたけれど、そんな気持ちを声に出さないように続けた。
「じゃあ、頑張ってくださいね…」(彼の声を聞いていたいけど…仕事の邪魔になっちゃいけないよね…)
「まだ切らないで…もう少し、君の声を聞いていたいんだ」
「・・・室長…」
「何でもいいよ。何か話して…」
「…何を話せばいいんですか?」
「これから君は、何をするの?」
「私は…えぇと、とりあえず今から帰ります。途中で夕食の買い物をして…それから…」
「今日の夕食のメニューは?」
「たぶん…少し寒いからキムチチゲとチヂミも作ります。あと、ケーキも食べたいから買って帰ります」
彼がくすっと笑ったのが、電話越しにも分かった。
「…相変わらず食いしん坊だね?」
「ひどい!そんなに食べません…よ…いつも・・・」
「だんだん声が小さくなるのは、どうしてかな?」
「だって、いつも1人だから室長と一緒に食べる時は、美味しく感じてつい食べ過ぎちゃうんです…」
「そうなの…?いつもそうなのかと思ったよ」
彼は、まだ笑いながら言った。
「もう!そんなこと言うなら電話切りますよ…」
「ごめんごめん…それで食事の後は、どうするの?」
「う~ん今日は、見たいドラマがあるから、ドラマを見ながら洗濯するかな」
「どんなドラマを見るの?」
「先週も見てたんですけど…あの覚えていませんか・・・」
私は、彼と朝まで一緒に過ごした先週のことを思い出していた。
「あぁ、覚えてるよ。あの、財閥の御曹司と、病弱なヒロインのドラマだね?」
「また、茶化すんでしょ?先週も私が泣いてたら、からかったんですよね?」
「じゃあ、今度見るときは一緒に涙を流すことにしよう…」
「・・・・・・」
「ジニョン?」
「室長と話してると、私…子供に戻った気分です」
「どうして?」
「だって、いつもからかわれてばかりだから…」
「・・・僕の本当の気持ちが分からない?」
「・・・・・・」
恐る恐るガラスの向こうの彼を見ると、さっきよりも熱いまなざしで私を見ていた。
(そんな目で見ないで…1人で帰るのがつらくなるから・・・)
彼の熱い視線から目をそらし、私は言葉を続けた。
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「・・・それで?」
その時、私は…彼の視線が私の体に絡み付いてくるような錯覚を起こしていた。
by chiroparo
| 2006-12-04 18:43
| 美日々Another story
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