もう一人、彼を愛していた女性がいたとしたら・・・韓国ドラマ「美しき日々」にハマった、私の創作文です。かなりムリのある展開・設定になっています。ドラマの美しき日々しかダメな方は読まないで下さいね。
by chiroparo
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Rain...7

「スゴイ雨だよ・・・」

彼は、両手を頭の上にかざしながら
カフェに飛び込んできた。

「ずぶ濡れになっちゃったよ・・・」

そう言って、私に微笑みかけるのをぼんやり見ていた。
何だか彼が眩しい・・・



「ん?」









「あっ!ゴメン・・・タオルね?」

私が慌てて差し出したタオルを、彼が怪訝な表情で受け取った。
「ありがとう」
その瞳は揺れて、「どうしたの?」そう問いかけてくる。

窓の外・・・
突然の雨に降られて、通りを駆けていく人・・・

「うん・・・思い出してたの・・・」
「何を?」
「あの日・・・1年前のあの日に、もしも雨が降らなかったら・・・ってね」
「・・・君がはじめてココに来た日だね?」
「えぇ・・・あの日、仕事のお使いに出なければ・・・あんなに酷い雨じゃなかったら・・・」

「・・・・・・」
「私たち・・・逢えなかったんだよね?」
自分の言葉に、胸が締め付けられるようだった。
彼に出逢えなかった自分を想像するだけで、こんなにも苦しいなんて。
しっかり掴んでいるはずの・・・
この手のひらの中の幸せが、砂のように
サラサラと指の隙間から落ちていくような錯覚に陥る。


「・・・逢えなかったなんて、そんな事はないよ」
隣で静かな声がする・・・
いつの間にか、彼がすぐ傍まで来ていただ。

「?」
「・・・言った事なかったかな?」
「何?」
「僕は・・・君を見ていたんだよ。今・・・君がいるそのカウンターの中から・・・」
「!」
「君は、よくカフェの前を通ったよね?」
「・・・・・・」
「いつもイキイキしていて、とてもきれいな女性(ひと)だって・・・思っていたんだ」
「・・・本当?」
彼の言葉に、嬉しくて体がフワフワする。

大好きな笑顔を見せて、彼が頷いた。
「そんなある日、土砂降りの雨の中・・・君が飛び込んできたんだ」
「!」
「・・・驚かせちゃったかな?」
「・・・ズルイわ」
「えっ?」
「・・・あなただけが、私を知っていたなんて・・・知らなかったのは私だけなんて・・・私だって、もっと早くあなたの事を知りたかった・・・」

いつの間にかこぼれていた涙。
私の頬を、大きな手のひらで覆った彼が、優しく親指で涙をぬぐってくれた。

「最近・・・すごく泣き虫になったね・・・」
「・・・・・・」
そんなことないって言いたいのに、口を開けば涙が止まらなくなりそうで
何度も首を横に振る。

「そんなに可愛い顔して泣いちゃ・・・どうしたらいいか分からないよ」
「・・・・・?」
「今ここで・・・抱きしめてキスしたくなる」


「おぉ~い!お二人さん・・・忘れてないかい?」
「!!」
カウンターの端っこ、いつもの席から声がした。

「全く・・・二人の世界もいいけど、お客がココにいること忘れないで欲しいよ・・・あぁ!今日も当てられに来てしまった・・・」
「すみません!」
彼が頭を下げるのに合わせて、私も頭を下げて謝った。
「ごめんなさい・・・」

「しかし、相変わらず女心が分かってないな・・・まぁ、こればっかりはお袋さんに聞くわけにも行かないし・・・仕方ないか」
「?」
「彼女が良く泣くのは、マリッジブルーってヤツだよ。聞いたことぐらいあるだろう?」
「えっ?えぇ・・・」
「まぁ・・・そのマリッジブルーとのお付き合いも、来週までの辛抱だ」
「・・・・・・」
「奥手なお前が、こんなに早くに嫁さんを見つけるとはな・・・お袋さんもこれで安心できるよ」
「はぁ・・・」
「それも・・・こんなにキレイで、しかも気立てもいいと来てる・・・まったく、お前にはもったいないお嬢さんだよ」
「・・・・・・」

まだブツブツ言っている常連客に、彼がもう一度謝った。
「あの・・・今日のコーヒーは、サービスさせていただきます」
「ん?当てられ賃てことかい?」
「いいえ・・・」
「まぁいいさ・・・今日はご馳走になっておくよ。次からは、イチャイチャしてても邪魔しないで黙っててやるから・・・どんどんやりなさい」
「!?」

「雨も止んだな・・・」
ニヤリと笑って、常連客は夕暮れの街並みに溶けていった。

唖然とする二人を残して・・・



「いい人ね・・・」
私の言葉に頷いて、彼が私の肩を抱き寄せる。
「あぁ・・・」
静かに暮れて行く街を、ふたりともぼんやり見ていた。

「とうとう来週なんだね・・・」
「もしかして、君は後悔してる?」
「そんなこと!」
「分かってるよ、冗談さ・・・僕のお嫁さん?」
「もう!」
彼の微笑みにつられるように、私も笑った。

「今日は早めに閉めて、どこかで食事しようか?」
「・・・いいの?」
「何が食べたい?」
「う~ん・・・何でも食べられる!お腹ペコペコよ・・・あなたは?何か食べたいものあるの?」

「そうだな何にしよう?・・・まずは、君かな」

彼は耳元で囁いて、長い指でそっと私の唇を撫でる。
いつの間にか、そんな甘い言葉も囁ける男性(ひと)になったの?

あなたのあたたかい瞳・・・
あなたの優しい言葉・・・
すべてが私を幸せにしてしまう。

今、私を見つめている
からかうような瞳・・・
あなたのすべてが私の心を揺らす。



これからもずっと、私を揺らす幸せの風になってね・・・






  *:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:**:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:**:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:* ☆。.:*:・'゜★゜'・:*
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by chiroparo | 2008-04-17 14:25 | プチ創作「Rain」 | Comments(0)

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